治療院日誌
女性に多い甲状腺の病気 6-1
*東洋医学的な考え方
1)バセドウ病
東洋医学的には『陰虚』の症状に当てはまります。
東洋医学では、世の中に存在する全ての物は「陰」と「陽」の二つの要素から
成り立つと考えられています。
『陰虚』とは、身体を作っている津液(体内に存在する必要な水液)及び、
精(腎に蓄えており、気血を作る基礎的物質)が不足した事によって、陰
と陽の拮抗が崩れ、陰が陽を制約出来ない為に熱症状が現れる状態です。
手足のほてり、不眠、イライラや発汗などの症状が起こります。よって虚している「陰」を補う事により陰陽の拮抗が保たれ身体が正常に働きだすと考えます。
「陰」を消耗させてしまう睡眠不足や、「血」が不足する状態の「血虚」は関連が深いので睡眠時間はしっかりと摂るようにし、補陰の効果のある山芋などの根菜類や豆腐、豚肉等を積極的に摂ると良いでしょう。
次回は、橋本病についてです。
Up Date:2018年01月12日(金)
by 管理者
at 11時51分
コメント ( 0 )