治療院日誌

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女性に多い甲状腺の病気 6-2

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* 橋本病
  東洋医学的には『陽虚』の症状に当てはまります。
  陽虚とは、身体を構成する物質である「気」の働きの中の温煦(おんく)作用
  (身体を温める作用)が低下した状態で気が足りない「気虚」の症状へさらに
  寒冷症状が加わったもので、寒がり、むくみ、易症状疲労などの症状が起き
  ます。

  橋本病は自己免疫疾患の一つです。
  東洋医学的には「腎」は免疫作用に関係しているとされています。よって腎に
  ある「陽気」を補い働きを正常にする事が大切です。
日常生活では、疲れを残さない程度の運動を心掛け熱を作りだしましょう。そして、飲食は摂りすぎず身体が必要としている量にしましょう。
腎を補い身体を温める効果のある鶏肉や、もち米等の穀物類、ニンニク、ニラ、などを積極的に摂ると良いです。

甲状腺の病気についてはこれで終わります。

Up Date:2018年01月15日(月) by 管理者 at 10時04分
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女性に多い甲状腺の病気 6-1

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*東洋医学的な考え方
 1)バセドウ病
  東洋医学的には『陰虚』の症状に当てはまります。
  東洋医学では、世の中に存在する全ての物は「陰」と「陽」の二つの要素から
  成り立つと考えられています。

  『陰虚』とは、身体を作っている津液(体内に存在する必要な水液)及び、
  精(腎に蓄えており、気血を作る基礎的物質)が不足した事によって、陰
  と陽の拮抗が崩れ、陰が陽を制約出来ない為に熱症状が現れる状態です。
  手足のほてり、不眠、イライラや発汗などの症状が起こります。よって虚している「陰」を補う事により陰陽の拮抗が保たれ身体が正常に働きだすと考えます。 

「陰」を消耗させてしまう睡眠不足や、「血」が不足する状態の「血虚」は関連が深いので睡眠時間はしっかりと摂るようにし、補陰の効果のある山芋などの根菜類や豆腐、豚肉等を積極的に摂ると良いでしょう。

次回は、橋本病についてです。

Up Date:2018年01月12日(金) by 管理者 at 11時51分
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女性に多い甲状腺の病気 5

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* 甲状腺の病気の予防と改善するためのセルフケア
  甲状腺の病気にかかったなら、医療機関で検査や治療を受けるのは当然で
  すが、予防したり治療と並行しながら改善のために自分で出来る事もありま
  す。

1)ストレスをためない。
2)免疫力を高める。
  ストレス等による免疫力の低下が引き金となって発症する事が多いため
  免疫力を高める事が、病気の予防や改善につながります。冷えは免疫力を低下させます、身体を必要以上に冷やさない事もポイントの一つです。

次回は、東洋医学的に考えてみます。

Up Date:2017年12月27日(水) by 管理者 at 11時12分
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