治療院日誌

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妊娠腰痛

先日、以前不妊治療で通っていらした方が、二週間ほど腰痛で苦しんでいると来院されました。
妊娠週数23週で、主に起床時、立ち上がり、歩行で症状の増悪有りとのこと、痛みが動作痛なので
鍼灸の適応と判断し、安胎処置のあと側臥位にて施鍼しマッサージを行ない施術を終える。
会計時には痛みが緩解しているとのことで次回の予約をとり帰宅されました。
数日後、その後も痛みは治まっていると事で予約をキャンセルし妊娠後期に安産の施術を依頼
されました。キャンセルになったことは痛いですが、鍼灸の醍醐味を味わえた症例でした。
この症例の様に妊娠中の方には、歩くと痛む、寝ることさえつらく寝返りもうてない、恥骨や足の付け根、
お尻が痛むといった症状で困っている方が少なくありません。そこで妊娠腰痛について書いてみます。

※ 妊娠初期の腰痛、その原因は?
妊娠8週頃になると、「リラキシン」というホルモンの分泌が増加します。
このリラキシンですが、妊娠初期では主に妊娠の維持継続のために働きますが、関節や靱帯を緩めたり
する働きも持っているために、腰や骨盤周りの筋肉がこれを支えようとしてようとして腰痛が起こります。

※ 妊娠後期の腰痛、その原因は?
妊娠後期なると体重が10?前後増加します。また、一旦減少していたリラキシンの分泌も増加します。
お腹も大きくなり重心が前方に移動することで、腰椎や骨盤が前方に傾きます。
そこで、前重心なったバランスを取るために、背中の筋肉が働き過緊張を起し腰痛の原因となるのです。

※ 妊娠腰痛、その対策は?
・冷えに注意・・冷えは筋肉を硬くし痛みを増加させる
・軽い運動を心掛ける・・軽い運動は気肉をほぐします
・骨盤ベルトを利用する・・骨盤が安定し動作が楽になります
・睡眠は抱き枕などを利用しシムス位を取る・・筋肉が弛みほぐれます
・少し踵のある靴を履く・・重心が後ろに移動して歩行が楽になります

※ マッサージや鍼灸で予防とケア!
マッサージには血行やリンパの循環を促進する作用があり、筋肉をほぐす効果やむくみを改善する
効果が期待でき、鍼灸では痛みを即効的に解消、寛解させる効果が期待できます。

※ 妊娠腰痛の悩みをマッサージや鍼灸で解消しましょうというお話しでした!

Up Date:2017年01月27日(金) by 管理者 at 14時10分
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