治療院日誌

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女性に多い甲状腺の病気 3

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* バセドウ病(甲状腺機能亢進症)
  甲状腺ホルモンが、異常に機能亢進する病気です。
  甲状腺に刺激を与える抗体(自己抗体)が何等かの原因により体内に出来
  てしまい、この自己抗体で刺激された甲状腺が必要以上の甲状腺ホルモン
  を作り、甲状腺機能亢進症という症状を生じる自己免疫疾患です。

 ・(抗体とは、本来細菌などの異物に対して作られて身体を守る物ですが、
  甲状腺は身体の一部ですから、甲状腺に対する抗体が出来る事は異常な
  事なのです。)

女性に多い疾患で、妊娠や出産を契機に発症する事も多いのですが、逆に不妊の原因ともなります。
現在この抗体が出来るはっきりとした原因は分かっていません。
1)症状
  甲状腺腫大、頻脈、眼球突出、動悸、息切れ、易疲労、精神的変化
2)治療方法
  毎日きめられた量の甲状腺ホルモンの生産を抑える抗甲状腺剤を服用します。
  症状は1〜2ヶ月でだいぶ良くなりますが、完治したと思い薬をやめてしまうとすぐに、亢進症状に逆戻りする事があり
  ます。特に不妊治療、妊活中の方は定期的に検査を受けながら抗甲状腺剤の量を調節し、医師の診断に従い自分
  の判断で行動しない事が大切です。
次回は、橋本病(甲状腺機能低下症)です。

Up Date:2017年12月21日(木) by 管理者 at 10時40分
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