治療院日誌

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PMSについて 2 原因

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PMSの原因とそのメカニズムについては、はっきりと分かってはいませんが、一説では、排卵後の「黄体期」に分泌される女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)が係わっていると考えられています。

1) 黄体期に黄体ホルモンの分泌量が増加すること自体がむくみを引き起こします。腸壁がむくむことで腸の働きが悪くなり便秘となる、そして余分な水分がたまると身体全体がだるくなります。

2) 生理前になると、卵胞ホルモン、黄体ホルモン共に急激に減少することで自律神経の働きが乱れやすくなります。

3) ホルモンの働きで脳内の神経伝達物質である「セロトニン」が低下すると、うつ症状やネガティブ思考等の心の症状  が現れたり、強い緊張・不安からイライラしたり攻撃的になることも。

4) ホルモンの働きで睡眠誘導物質「メラトニン」の分泌量が低下し、不眠のためにイライラ・無気力等の症状が強くなります。

5) 生理前には血糖値の下限レベルが上昇し、通常よりも短い時間で空腹感を感じやすくなります。血糖値が上がったという信号が出ると、アドレナリンが分泌され緊張感やイライラを感じてしまいます。

追) PMSが重くなる原因
1)ストレス
   急な環境の変化やハードワークによる緊張感が続いた時など、ストレスがたまっていると強くなります。
2)性格・考え方
   律義でまじめ、几帳面で完璧主義、負けず嫌いで自分に厳しいなどの性格。
3)食生活・嗜好品
   不規則な生活、喫煙、コーヒーの飲みすぎ。
4)身体の状態
   風邪や病気で免疫力が低下している、自律神経に乱れがある、運動不足や冷えなどうっ血し易い身体の状態。

次回は、年齢や生活環境で変化するPMSの症状についてです。

Up Date:2017年11月01日(水) by 管理者 at 09時53分
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