治療院日誌

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自宅灸のすすめ経穴編2 『足三里』

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経穴編第二回は、これまた超〜有名なツボで、三陰交といずれ東の横綱かと言う『足三里』です。
三里というと必ずと言っていいほど引用されるのが、松尾芭蕉『奥の細道』の序文(さんりに灸す
ゆるがより松島の月まず心にかかりて・・・)と言うのがこの足三里です。
また、先の戦争に行かれたお年寄りからは、終戦間際の敗走のさなか遅れをとらば命に関わる
という日々に、衣類を解き繊維集め艾代わりにし、三里にすえて脚力や体力を養ったと言う悲し
い話も聞いたことがあります。

この足三里の里は「村」、居住地と言う意味から集まる通じることを指します。三は、膝下三寸に
在ることを示しています。そして足三里は陽明胃経と言う経絡に在ります。胃経は頭から足先に
至る長い経絡で、消化器疾患は勿論のこと、顔面部・呼吸器・生殖器・精神疾患などにも効果が期待できます。兎に角この足三里は、臓腑の気血を養い、身体の抵抗力を高める働きの有る重要なツボなのです。

Up Date:2016年12月03日(土) by 管理者 at 17時56分
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